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■ 「のんのクリスマス」絵本【お家がある幸せ】(2)人権絵本

  ■ 「のんのクリスマス」絵本【お家がある幸せ】(2)人権絵本
 この絵本「のんのクリスマス」が出版されたのは、1997年7月でした。
阪神淡路大震災が起こってから2年半あとです。
当時、ももっちおばちゃんの溝江玲子は東大阪に住んでいたのですが相当揺れて、近所の庭の石灯ろうが倒れたりしました。
大阪でも大層揺れて、のんちゃんの家は倒れそうになりました。そんな時に地上げやは「早く出ていけ」と嵩にかかって脅かします。
この絵本を書きながら、「私はなんて幸せなんだろう。こうして手足を伸ばして眠ることのできる布団もある。もうちょっと寝坊しようかなと思えばできる」と思ったものです。

「のんのクリスマス」(2)の朗読とトークです、聞いてね https://www.youtube.com/watch?v=2nLX36YQHZA&feature=youtu.be

まさかその時は、フクシマ第1原発の災害が起こるとは夢にも思っていませんでした。
それにつけても思うのは、神戸の地震のような自然災害は、また街に戻って新しい街を立て直せるのですね。
しかし、原発事故は違います。フクシマに戻りたい、故里で暮したいと思う人も、第1原発の近くには住むことが出来ません。
放射能は目に見えません。
私は「目に見えないものこそ大切に思わなくては」と思って、ずっと物語を書いてきました。
人間は自分の目で見られないものをおろそかにします。
「目に見えない」ということはある面、恐ろしいことです。空気も目に見えないのですが、空気がなければ人間は1分だって生きてはいられません。
いま次々と再稼働の問題が持ちあがっていますが、人間は万能ではありません。人間の計り知れないことが起こるのが原発です。
再稼働した原発の事故が起こったら遠いから関係ないでは済まされないと思います。自分たちの問題として考えていかなければならないのではないでしょうか。

ご購入は遊絲社(ゆうししゃ)まで、どうぞ
 絵本「のんのクリスマス」遊絲社のページ(イラスト・石井きよ子)
http://www.yuubook.com/center/hanbai/kodomohon_syousai/syousai_nonnoxmas.html



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