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「神木太鼓(しんぼくだいこ)」  かすみ風子

かすみ風子さんの作品は、この「神木太鼓」で3作目です。
毎年作品を書き続け、3年連続で出版、その創作意欲は盛んです。
どれも力作、3作とも均等の力を保って書くのは容易ではありません。
いずれの作品も故里への想いに溢れています。

ダム建設のために沈んでいく村、その村のケヤキの神木が切り倒されます。
残された根っこは嵐に流され海を漂います。
神木の根っこに宿った魂が故里を求める渇望の気持ちがよく書かれています。
ペーソスの中に確固とした力強さがある作品です。

  心斎橋大学「児童文学と絵本創作講座」講師  溝江玲子


かすみ風子が『あなたにとどけるものがたり』第3集・遊絲社
「神木太鼓」の生まれるまでについてぶっちゃけま〜す。

(1)卒寿の母が漕ぐ舟でワカメ漁に出た時、
島でたくさんの流木を拾いました。
庭のオブジェにするためとプレゼント用です。
その中に杖にぴったりの流木がありました。

(2)この杖みたいな流木はきっと故郷に帰りたいと思っているはず・・・・
私らしい決め付けです。

(3)流木が帰りたいと思う故郷に・・
逢いたい人や自然をどう設定していくか・・・。

(4)今は阪神間の水瓶となっている一庫ダムに沈んだ村が
夏の渇水で一部姿を見せました。
土橋も見えてきました。車で10分の所です。
大きなケヤキの木が道を塞いでいる古い写真を見つけました。

Keyaki_2

     写真はクリックすると大きくなります。

流木の種類と故郷がこれで決まりました。

(5)本が出来るのを楽しみにしている母を3集も登場させて
書き進めている時、
母が歩けなくなり、故郷香住(現在は香美町)を後にして
大阪の施設に入れることになりました。
(6)「本が売れるやぁに氏神さんを拝みに帰ってきねぇ」
母の応援歌が「神木太鼓」を仕上げさせてくれました。
切られる前に神木の魂を抜く神事の途中で男の子が目を開いていたために
けやきの魂が木箱ではなく、根っこに逃げたことで・・・・・
と、けやきのぼやきが始まっていきます。ぜひ一度手にとってご一読下さい。

※春風に誘われて流木(魂をひっつけた主役)を拾った故郷の砂浜に行って
写真を写してきたので見て下さい。
おまけに・・・後少しになった赤茶色の鉄骨「あまるべ鉄橋」へも
足を伸ばしました。
Amarube       写真はクリックすると大きくなります。

くいだおれ太郎の故郷でもあるので一緒に連れて行きました
(小型の人形です・・・先日柿木道子さんにいただいたものです)。
ダム湖にも行ってきました。
三時間ウオーキング・・・
あまりの美しい新緑に神木太鼓の淋しさを忘れたほどでした。
        児童文学者  かすみ風子

あなたにとどけるものがたり(3)
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児童文学作家 溝江玲子

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